文化財ぶんかざい検索けんさく

指定区分していくぶん

県指定/有形文化財/美術工芸品(彫刻)

時代じだい

永久5年(1117)・平安時代

エリア

杵築市

県指定 有形文化財

もくぞうびしゃもんてんりゅうぞう

木造毘沙門天立像

杵築市山香町大字内河野

県指定 有形文化財

もくぞうびしゃもんてんりゅうぞう

木造毘沙門天立像

杵築市山香町大字内河野

毘沙門天は、もとはインドの神で、仏教では北を守るといわれています。多聞天【たもんてん】ともいいます。像の内側にある銘文【めいぶん】から、この仏が伝わる所と関わりがないお坊さんが願って、つくったことがわかります。

銘文(めいぶん)

石塔や仏像の内部、工芸品などに記された、年号や制作者の名前、その文化財をつくる理由や願いを記した文章(願文【がんもん】)などをいいます。

用語解説

  • 願主【がんしゅ】

    願主(がんしゅ)

    仏像や絵画、工芸品など、形ある文化財が生まれるためには、必ず制作を依頼した人がいます。これを願主といいます。

  • 銘文【めいぶん】

    銘文(めいぶん)

    石塔や仏像の内部、工芸品などに記された、年号や制作者の名前、その文化財をつくる理由や願いを記した文章(願文【がんもん】)などをいいます。

  • 内刳り【うちぐり】

    内刳り(うちぐり)

    仏像を制作する時、乾燥によるヒビ割れ防止や軽量化等のため、像の内側にあたる部分を削り出すこと。

  • 一木造【いちぼくづくり】

    一木造(いちぼくづくり)

    仏像を木でつくる時の制作技法で、頭と体が一本の木から刻まれたものです。

もっとくわしく

クスを用いた一木造【いちぼくづくり】の像で、頭から足まで1本の木でつくっています。大きな像で、内刳り【うちぐり】があります。
内刳りの部分に銘文があり、永久5年(1117)に「無縁僧_厳」が願主【がんしゅ】となってつくったことがわかります。像高【ぞうこう】は158.9㎝です。

願主(がんしゅ)

仏像や絵画、工芸品など、形ある文化財が生まれるためには、必ず制作を依頼した人がいます。これを願主といいます。

内刳り(うちぐり)

仏像を制作する時、乾燥によるヒビ割れ防止や軽量化等のため、像の内側にあたる部分を削り出すこと。

一木造(いちぼくづくり)

仏像を木でつくる時の制作技法で、頭と体が一本の木から刻まれたものです。

  • 指定年月日していねんがっぴ
    1955/5/27
  • 記号番号きごうばんごう
    彫第3号
  • 種別しゅべつ
    彫刻
  • 所有者しょゆうしゃ
    地区