国指定 重要文化財
もくぞうやくしにょらいざぞう
木造薬師如来坐像
宇佐市大字南宇佐2801 大善寺
国指定 重要文化財
もくぞうやくしにょらいざぞう
木造薬師如来坐像
宇佐市大字南宇佐2801 大善寺
大きな像です。もとは、宇佐神宮境内にあった弥勒寺【みろくじ】の金堂【こんどう】の本尊でした。薬師如来【やくしにょらい】は、はるか東の瑠璃光浄土【るりこうじょうど】に住むといわれます。病気を治すなど、主に現世利益【げんせりやく】、この世の中で私たちを救ってくれる仏として信仰されました。
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寄木造【よせぎづくり】
寄木造(よせぎづくり)
仏像を木でつくる時の制作技法で、全身をいくつもの部材にわけて制作するもの。
もっとくわしく
この像は、明治時代の神仏分離【しんぶつぶんり】まで、宇佐神宮境内にあった弥勒寺の金堂の本尊としてまつられていました。
ヒノキを用いた寄木造【よせぎづくり】の像で、像高【ぞうこう】は280.0㎝。この大きさから、「丈六」【じょうろく】とよばれる仏像です。
弥勒寺は、奈良時代に建てられた寺院ですが、たびたび火災にあいました。記録などから、この像は、延慶2年(1309)の弥勒寺金堂の火災からの復興の中で、応長元年(1311)に制作されたと考えられています。弥勒寺の姿を伝える「歴史の証人」ともいえる仏像です。
寄木造(よせぎづくり)
仏像を木でつくる時の制作技法で、全身をいくつもの部材にわけて制作するもの。
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指定年月日 1989/6/12 -
記号番号 彫第3415号 -
種別 彫刻 -
所有者 大善寺