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指定区分していくぶん

県指定/有形文化財/美術工芸品(彫刻)

時代じだい

平安時代

エリア

国東市

県指定 有形文化財

もくぞうしゃかにょらいざぞう

木造釈迦如来坐像

国東市国見町野田

県指定 有形文化財

もくぞうしゃかにょらいざぞう

木造釈迦如来坐像

国東市国見町野田

左手を胸のところにあげ、右手を手のひらを上にむけておろしています。この手の形は、大丈夫、心配ない、という意味です。この像は少しきびしめの顔ですが、これは仏師【ぶっし】の個性か、制作を依頼した人の求めなのかはわかりません。仏像の顔にも個性があることが、わかります。

用語解説

  • 衣文【えもん】

    衣文(えもん)

    仏像が着ている衣のシワのことです。衣のヒダといっていいかもしれませんが、いずれにしても衣を着た時にできるでこぼこです。

  • 一木造【いちぼくづくり】

    一木造(いちぼくづくり)

    仏像を木でつくる時の制作技法で、頭と体が一本の木から刻まれたものです。

もっとくわしく

一木造【いちぼくづくり】の像です。如来の頭の上にある肉髻の高さがあり、衣文【えもん】もその断面が波のような形になる刻み方(翻波式【ほんぱしき】)で、ヒザの厚みもあります。こうした特徴は、平安時代前半の仏像の特徴です。
また、この像の衣には色がのこっています。もともとの色かはいまの段階では不明とうほかありません。
像高【ぞうこう】は82.5㎝です。

衣文(えもん)

仏像が着ている衣のシワのことです。衣のヒダといっていいかもしれませんが、いずれにしても衣を着た時にできるでこぼこです。

一木造(いちぼくづくり)

仏像を木でつくる時の制作技法で、頭と体が一本の木から刻まれたものです。

  • 指定年月日していねんがっぴ
    昭和44年3月22日
  • 記号番号きごうばんごう
    彫第34号
  • 種別しゅべつ
    彫刻
  • 所有者しょゆうしゃ
    地区