もくぞうみあみだにょらいざぞう
木造阿弥陀如来坐像
宇佐市法鏡寺124 任聖寺
もくぞうみあみだにょらいざぞう
木造阿弥陀如来坐像
宇佐市法鏡寺124 任聖寺
小さな阿弥陀如来の像です。
もとは宇佐八幡宮や弥勒寺【みろくじ】に仕えたお坊さんが住む坊のひとつである真乗坊【しんじょうぼう】にまつられていました。神仏習合【しんぶつしゅうごう】の様子を知ることができる仏像です。
神仏習合(しんぶつしゅうごう)
仏は日本の神が姿を変えた存在とする考え。「習」という漢字には、「かさなる・かさねる」の意味があります。
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螺髪【らほつ】
螺髪(らほつ)
髪の毛がとても長いことが、さとりをひらいた「如来」のからだの特徴のひとつです。長い髪の毛は、丸まってパンチパーマのようになっています、これを螺髪といいます。
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寄木造【よせぎづくり】
寄木造(よせぎづくり)
仏像を木でつくる時の制作技法で、全身をいくつもの部材にわけて制作するもの。
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神仏習合【しんぶつしゅうごう】
神仏習合(しんぶつしゅうごう)
仏は日本の神が姿を変えた存在とする考え。「習」という漢字には、「かさなる・かさねる」の意味があります。
もっとくわしく
像高【ぞうこう】は、51.0㎝。ヒノキを用いた寄木造【よせぎづくり】の像で、像底【ぞうてい】に、「文□二年」という年号が記されています。小粒の螺髪【らほつ】に、おだやかな顔、なで肩で、全体におだやかな姿、こうしたデザインは平安時代後半の特徴です。すると、平安時代後半で「文□二年」にあたる年号は「文治二年(1186)」と考えられますが、この銘文が制作に関するものかはっきりとしませんので、ここでは時代のみを記しました。
螺髪(らほつ)
髪の毛がとても長いことが、さとりをひらいた「如来」のからだの特徴のひとつです。長い髪の毛は、丸まってパンチパーマのようになっています、これを螺髪といいます。
寄木造(よせぎづくり)
仏像を木でつくる時の制作技法で、全身をいくつもの部材にわけて制作するもの。
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指定年月日 1969/3/22 -
記号番号 彫第22号 -
種別 彫刻 -
所有者 任聖寺