県指定 有形文化財
すえひろじんじゃせいほうろう
末廣神社栖鳳楼
玖珠郡玖珠町森864番地
県指定 有形文化財
すえひろじんじゃせいほうろう
末廣神社栖鳳楼
玖珠郡玖珠町森864番地
江戸時代に森藩の藩主が、三島宮の整備の一環として建てた2階建ての「御茶屋」です。東から南側にかけて城下を一望できる開放的な造りが特徴です。
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江戸時代の天保年間(1830〜1844)に建てられた、木造2階建寄棟造桟瓦葺屋根【よせむねづくりさんがわらぶきやね】の建物です。桁行は11.97m、梁間6.94mです。1階は、10畳の部屋、縁、玄関、便所等があります。2階は東西に2室あり、東の部屋は書院と呼ばれています。この建物は、森藩8代藩主久留島通嘉(1787〜1846)が、三島宮(明治時代初頭に末廣神社に改称された)の社殿整備の一環として建てた「御茶屋」です。『御記録書抜』には、天保3年に「御山御茶屋」の棟上をした件が記されています。「御茶屋」は、藩主が休息や宿泊に使った建物で、家臣や来客と会う場所でもありました。室内からは、森城下町を一望することが可能で、眺望にすぐれています。なお、現在2階の屋根は瓦葺きですが、昭和時代の初め頃の記録には杉皮葺きであったことが記されています。
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指定年月日 平成8年3月29日 -
記号番号 建第196号 -
種別 建造物 -
所有者 末廣神社