国指定 重要文化財
ゆすはらはちまんぐうもんじょ
柞原八幡宮文書
大分市
国指定 重要文化財
ゆすはらはちまんぐうもんじょ
柞原八幡宮文書
大分市
柞原八幡宮は、豊後国【ぶんごのくに】の一宮【いちのみや】として、国の役所(国衙【こくが】)や守護【しゅご】の大友氏から敬われました。これらの古文書【こもんじょ】は、豊後国の歴史を知る上で大切な「歴史の証人」です。
一宮(いちのみや)
平安時代から、むかしの国ごとに代表となる神社を「一宮」とよぶようになり、その国の鎮守としてまつられるようになりました。
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一宮【いちのみや】
一宮(いちのみや)
平安時代から、むかしの国ごとに代表となる神社を「一宮」とよぶようになり、その国の鎮守としてまつられるようになりました。
もっとくわしく
全部で216通の古文書があります。大きな特徴は、平安時代の古文書が27通伝わることで、当時の太宰府【だざいふ】や国衙との関わりがわかります。
最も古いものは、康保【こうほう】2年(965)3月3日付の古文書です。また、嘉応【かおう】3年(1179)の古文書は「当国一宮【とうごくいちのみや】」とあり、豊後国の一宮の初見史料です。
その後、時代を通じて神社の歴史、国衙【こくが】や守護との関係を知ることができます。また、約700年前から、守護の大友氏は、柞原八幡宮の神事や祭礼を援助したことがわかります。柞原八幡宮の仲秋祭【ちゅうしゅうさい】である「浜の市」は、江戸時代には府内城下町最大の祭礼でした。
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指定年月日 1991/6/21 -
記号番号 古第136号 -
種別 書跡・典籍および古文書 -
所有者 柞原八幡宮