文化財ぶんかざい検索けんさく

指定区分していくぶん

県指定/有形文化財/美術工芸品(工芸品)

時代じだい

永徳2年(1382)・室町時代

エリア

宇佐市

県指定 有形文化財

ぼんしょう

梵鐘

宇佐市大字南宇佐2077 大楽寺

県指定 有形文化財

ぼんしょう

梵鐘

宇佐市大字南宇佐2077 大楽寺

いまのように時計がなかった頃、たいていの場合人々に時刻をしらせるのは、お寺の鐘でした。お寺の鐘は、むずかしい言葉にすると梵鐘です。この梵鐘は、永徳2年(1382)に制作されたことがわかります。

用語解説

  • 銘文【めいぶん】

    銘文(めいぶん)

    石塔や仏像の内部、工芸品などに記された、年号や制作者の名前、その文化財をつくる理由や願いを記した文章(願文【がんもん】)などをいいます。

もっとくわしく

梵鐘には、イボイボ(乳【ち】といいます)がある区画(乳の間【ちのま】)と。その下に平たい区画(池の間【いけのま】)があります。
他の梵鐘と見比べないとわかりづらいのですが、この梵鐘は池の間の下部に、他と異なり1本多く線があります。そのため、池の間の下に細長い小さな区画があり、これは。国東市の文殊仙寺【もんじゅせんじ】の梵鐘と同じデザインです。
銘文【めいぶん】があり、永徳2年(1382)に「大工藤原禅柱」が制作したことがわかります。藤原禅柱と、文殊仙寺の梵鐘を制作した「高田大工藤原貞正」は同じ職人集団なのかもしれません。全体の高さは、100cmです。

銘文(めいぶん)

石塔や仏像の内部、工芸品などに記された、年号や制作者の名前、その文化財をつくる理由や願いを記した文章(願文【がんもん】)などをいいます。

  • 指定年月日していねんがっぴ
    昭和35年3月22日
  • 記号番号きごうばんごう
    工第19号
  • 種別しゅべつ
    工芸品
  • 所有者しょゆうしゃ
    大楽寺