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指定区分していくぶん

県指定/記念物/史跡

時代じだい

応永35年(1428年)・室町時代

エリア

宇佐市

県指定 史跡

ならもとまがいぶつ

楢本磨崖仏

宇佐市安心院町楢本

県指定 史跡

ならもとまがいぶつ

楢本磨崖仏

宇佐市安心院町楢本

 上下2段にわかれた岩壁に、45躯の仏様が刻まれています。特に、上段の右側にある大きな不動明王二童子像【ふどうみょうおうにどうしぞう】は、細かくきれいに作られています。
 この不動明王像の隣に書かれた文から、室町時代に刻まれたことがわかります。

用語解説

  • 明王【みょうおう】

    明王(みょうおう)

    仏像の4つのグループのひとつ。密教のなかで考えだされたグループです。どのような人でも、仏教の教えに導こうとする者です。そのため、怖い顔をしています。

  • 菩薩【ぼさつ】

    菩薩(ぼさつ)

    仏像の4つのグループのひとつ。如来をめざして修行中の者をいいます。その姿は、人の姿をしています。地蔵菩薩だけは、お坊さんのような姿をしています。

もっとくわしく

 上下2段にわかれた凝灰岩の岩壁に、45躯の仏像が彫られています。
 彫られている像は、仏・菩薩【ぼさつ】・天部【てんぶ】・明王【みょうおう】・神将形【しんしょうぎょう】・比丘形【びくぎょう】など様々で、大きさは大小あり、50cm〜200cm程です。
 特に、とくに上段の右側に刻まれた不動明王二童子像は他よりも大きく、巧みに表現されています。
 この不動明王の右の壁面には墨書銘【ぼくしょめい】があり、これらの磨崖仏が応永【おうえい】35年(1428年)ごろにつくられたことを示します。

明王(みょうおう)

仏像の4つのグループのひとつ。密教のなかで考えだされたグループです。どのような人でも、仏教の教えに導こうとする者です。そのため、怖い顔をしています。

菩薩(ぼさつ)

仏像の4つのグループのひとつ。如来をめざして修行中の者をいいます。その姿は、人の姿をしています。地蔵菩薩だけは、お坊さんのような姿をしています。

  • 指定年月日していねんがっぴ
    1957/3/26
  • 記号番号きごうばんごう
    指定第19号