県指定 史跡
ひじりみちいせき
樋尻道遺跡
宇佐市上田
県指定 史跡
ひじりみちいせき
樋尻道遺跡
宇佐市上田
弥生時代の拠点となる集落【しゅうらく】の東上田遺跡の周辺部にある集団の墓です。石で蓋【ふた】をした墓や土器を使用した子ども用の墓などが約80基見つかっています。大小の土製勾玉12個を入れられた墓も確認されています。
もっとくわしく
弥生時代の拠点的環溝集落【かんごうしゅうらく】である東上田遺跡の周辺部に分布する集団墓のーつです。石蓋土壙墓【いしぶたどこうぼ】・土壙墓【どこうぼ】・小児用土器棺など78基からなります。土器の特徴などから弥生時代中期後半に造られたことがわかります。北方にも大型集団墓である野口遺跡で多く出土した祭祀土坑は、樋尻道遺跡では1基しか見つかっていません。ほかにも大小の土製勾玉12個を伴う墓が確認されるなど、集団の性格の違いや新しい墓制の特徴が認められます。現在は、保存整備され、史跡公園となっています。
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指定年月日 昭和56年3月31日