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指定区分していくぶん

県指定/有形文化財

時代じだい

江戸時代・寛文9年(1669)

エリア

中津市

県指定 有形文化財

ひばるさんのぼんじとりい

檜原山の梵字鳥居

中津市耶馬渓町大字中畑1422 正平寺

県指定 有形文化財

ひばるさんのぼんじとりい

檜原山の梵字鳥居

中津市耶馬渓町大字中畑1422 正平寺

鳥居は、神社の参道に建てられています。この鳥居は、正平寺【しょうへいじ】というお寺にあります。お寺に鳥居。仏と神は、一体の存在とする神仏習合【しんぶつしゅうごう】の考えが表現されています。
また、この鳥居は、梵字【ぼんじ】が刻まれていて、まさに神仏習合を物語る文化財です。

梵字(ぼんじ)

古代インドの言葉を表した文字です。

神仏習合(しんぶつしゅうごう)

仏は日本の神が姿を変えた存在とする考え。「習」という漢字には、「かさなる・かさねる」の意味があります。

用語解説

  • 梵字【ぼんじ】

    梵字(ぼんじ)

    古代インドの言葉を表した文字です。

  • 銘文【めいぶん】

    銘文(めいぶん)

    石塔や仏像の内部、工芸品などに記された、年号や制作者の名前、その文化財をつくる理由や願いを記した文章(願文【がんもん】)などをいいます。

  • 神仏習合【しんぶつしゅうごう】

    神仏習合(しんぶつしゅうごう)

    仏は日本の神が姿を変えた存在とする考え。「習」という漢字には、「かさなる・かさねる」の意味があります。

もっとくわしく

正平寺の講堂に登る石段下にあります。島木【しまぎ】の部分に7つの梵字が刻まれています。これらの梵字は、十一面観音、阿弥陀、釈迦、薬師など、正平寺に安置される仏を示しています。
また、柱に刻まれた銘文【めいぶん】から、寛文9年(1669)に建てられたこと、地元の「津民組【つたみぐみ】」が奉納したことがわかります。
県内で梵宇が刻まれた鳥居は、例が少なく、貴重です。

銘文(めいぶん)

石塔や仏像の内部、工芸品などに記された、年号や制作者の名前、その文化財をつくる理由や願いを記した文章(願文【がんもん】)などをいいます。

  • 指定年月日していねんがっぴ
    平成15年3月31日
  • 記号番号きごうばんごう
    建第204号
  • 種別しゅべつ
    建造物
  • 所有者しょゆうしゃ
    正平寺