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指定区分していくぶん

県指定/記念物/史跡

時代じだい

縄文時代

エリア

中津市

県指定 史跡

ほうがきいせき

法垣遺跡

中津市大字加来

県指定 史跡

ほうがきいせき

法垣遺跡

中津市大字加来

法垣遺跡は縄文時代の遺跡で、竪穴住居【たてあなじゅうきょ】や墓などが確認されています。また、縄文土器や土偶、石器などが出土しています。竪穴住居群などは、道の駅なかつ内の遺跡公園として整備され、一般公開されています。

もっとくわしく

法垣遺跡は、犬丸川左岸の標高25m前後の台地上に所在する縄文時代の集落遺跡です(かつては、大坪遺跡と言われていました)。縄文時代後期に属する竪穴住居【たてあなじゅうきょ】群や掘立柱建物【ほったてばしらたてもの】群、この他に大量の土器と共に埋葬された人骨が見つかりました。この遺構は、九州では2例目となる廃屋墓【はいおくぼ】(大型の竪穴建物を廃棄して竪穴を埋める過程で埋葬遺構としたもの)が確認されています。また、多様な器種構成の土器群、狩猟・採集に使用する石器群や土偶【どぐう】・人面形土製品などが出土しています。県史跡である中津市の植野貝塚や棒垣遺跡などとあわせて、犬丸川流域の遺跡と一体となった遺跡群を構成していると考えられています。

  • 指定年月日していねんがっぴ
    令和 2年2月25日