国指定 天然記念物
いぬがたけのしゃくなげじせいち
犬ヶ岳ツクシシャクナゲ自生地
中津市耶馬溪町、福岡県
国指定 天然記念物
いぬがたけのしゃくなげじせいち
犬ヶ岳ツクシシャクナゲ自生地
中津市耶馬溪町、福岡県
ツクシシャクナゲは樹高4mに達するものもあり、開花時期には淡いピンクの花を咲かせます。経読岳【きょうみだけ】(標高992m)から犬ヶ岳(標高1,130.8m)を経て野峠にいたる両側100mの範囲にシャクナゲが数kmにわたって群生しています。
もっとくわしく
ツツジ科ツツジ属
ツクシシャクナゲはツツジ科の常緑低木で、樹高は4mに達するものもあります。葉は常緑で硬く、裏に褐色の綿毛が多く生えているのが特徴です。花は淡いピンク色で、咲いている花の形は球状です。開花期は5月。多くはブナやミズナラ等の夏緑広葉樹林【かりょくこうようじゅりん】(夏季の高温多湿期に緑葉をつけてさかんに活動を行い、冬季の寒冷期に落葉して休眠する樹木で構成されている林)内に生育し、九州、四国、紀伊半島の高所の岩場に群生します。この自生地は、経読岳【きょうよみだけ】(標高992m)から犬ヶ岳(標高1,130.8m)を経て野峠にいたる、大分・福岡県境となる尾根の両側各100mに広がっています。
-
指定年月日 昭和40年6月4日 -
所有者 農林水産省