県指定 史跡
きつねづかこふん
狐塚古墳
県指定 史跡
きつねづかこふん
狐塚古墳
国東市にある古墳です。今は円墳の形をしていますが、かつては前方部が付いていたとみられます。内部には、二重構造になっている特殊な石のひつぎが置かれていました。
もっとくわしく
伊予灘に面した海岸段丘上に位置する大型の円墳です。現状は直径約45m、高さ約5mの円墳状になっていますが、一部に前方部の痕跡を残しています。盗掘後に行われた発掘調査では、特殊な構造の主体部が明らかになりました。主体部は二重構造の組合式箱型石棺で、幅80cm、長さ約6mに扁平な割石を立て並べ、その外側はやや厚手の石を立て並べていました。蓋石は7枚の板石が用いられていました。5世紀前半ごろの築造と考えられます。
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指定年月日 昭和28年4月20日