県指定 有形文化財
たじりけもんじょ
田尻家文書
大分市王子西町14-1 大分県立先哲史料館
県指定 有形文化財
たじりけもんじょ
田尻家文書
大分市王子西町14-1 大分県立先哲史料館
緑の草原がひろがる阿蘇山の外輪山【がいりんざん】やくじゅう連山のふもとを領地とした田尻氏に伝わった古文書群【こもんじょぐん】です。室町時代までの、豊後国【ぶんごのくに】と肥後国【ひごのくに】の国境地帯の歴史を知る、貴重な記録です。
もっとくわしく
この古文書群は、肥後国阿蘇郡の田尻村と豊後国直入郡の一部を領地とした田尻氏に伝わった古文書群です。田尻氏は大友氏を祖とし、豊後国と肥後国の国境地帯を支配する領主でした。
室町時代から江戸時代にかけての古文書があり、大分県では珍しい阿蘇氏から出されたものもあります。このほか、江戸時代の記録には高野山の西生院【さいしょういん】からの手紙や剣法【けんぽう】に関する記録などがあります。附【つけたり】として、田尻氏が信仰した仏像なども含めて、全体で69点あります。
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指定年月日 2020/2/25 -
記号番号 書第35号 -
種別 書跡・典籍および古文書 -
所有者 大分県 -
附 仏像2躯、柄鏡1面