国指定 重要文化財
たのむらちくでんかんけいしりょう〈ほあしけでんらい〉
田能村竹田関係資料〈/帆足家伝来〉
大分市大字上野865番地 大分市美術館
国指定 重要文化財
たのむらちくでんかんけいしりょう〈ほあしけでんらい〉
田能村竹田関係資料〈/帆足家伝来〉
大分市大字上野865番地 大分市美術館
江戸時代の終わりごろ、田能村竹田はすぐれた南画を数多くのこしました。これらの南画は、竹田の弟子であった帆足杏雨の家に伝わっていたものです。いまは大分市美術館で大切に保管されています。
もっとくわしく
現在の竹田市に生まれた田能村竹田(1777〜1835)は、江戸時代の終わりごろの日本における南画【なんが】の中心的画人の一人です。竹田は全国各地を巡り、頼山陽や木村蒹葭堂、谷文晁らと交流するとともに、平野五岳や帆足杏雨など、すぐれた門人を多く育てました。
「田能村竹田関係資料」は、帆足杏雨の生家「富春館」に伝わったもので、「紙本墨画淡彩花卉図」6幅対をはじめ、竹田の代表作品26件(絵画23件、書跡3件)から成る資料です。中国の故事を題材とし、梅を描いた「暗香疎影図【あんこうそえいず】」や、自宅から見える花々を描いたとされる「花卉図【かきず】」などが含まれます。
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指定年月日 1969/6/20 -
記号番号 絵第01642号 -
種別 絵画 -
所有者 大分市美術館 OITA ART MUSEUM