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指定区分していくぶん

国指定等/有形文化財/美術工芸品(工芸品)

時代じだい

正平13年(1358年)・鎌倉時代

エリア

宇佐市

国指定 重要文化財

しらさやいりけん

白鞘入剣〈銘為将軍宮御代官(以下不明)奉施入/八幡宇佐宮権少僧都信聡正平十三祀戊戌二月日 慶長二年ノ鞘書アリ〉

宇佐市南宇佐2859 宇佐神宮

国指定 重要文化財

しらさやいりけん

白鞘入剣〈銘為将軍宮御代官(以下不明)奉施入/八幡宇佐宮権少僧都信聡正平十三祀戊戌二月日 慶長二年ノ鞘書アリ〉

宇佐市南宇佐2859 宇佐神宮

 刃の長さが93.5cmの日本刀です。刀に刻まれた文から、室町時代に南朝の懐良親王【かねよししんのう】が宇佐神宮に奉納した刀であることがわかります。

もっとくわしく

 両鎬造り【りょうしのぎづくり】で刃長93.5㎝を測り、長大で堂々とした姿をしています。地肌は板目肌【いためはだ】に柾目肌【まさめはだ】が交じりで、刃文は小乱れに直刃【すぐは】が交じります。
 銘に「将軍宮」(懐良親王【かねよししんのう】)とあり、室町時代の正平13年(1358)に懐良親王が宇佐神宮に奉納したことが書かれています。 
 この剣は、南朝方と宇佐神宮との関わりがうかがえる貴重な資料といえます。

※銘文 表「為将軍宮御代官□□」
    裏「奉施入 八幡宇佐宮 権少僧都信聡正平十三祀戊戌二月日」

  • 指定年月日していねんがっぴ
    1950/8/29
  • 記号番号きごうばんごう
    工01556号
  • 種別しゅべつ
    工芸品
  • 所有者しょゆうしゃ
    宇佐神宮