県指定 有形文化財
しんかくじくにさきとう
真覚寺国東塔
国東市国見町野田 個人
県指定 有形文化財
しんかくじくにさきとう
真覚寺国東塔
国東市国見町野田 個人
国東半島一帯には、独特のデザインの石塔があります。「宝塔」という石塔をもとにしたもので、「国東塔」とよばれます。この国東塔は高さは1.68mで、相輪が一部欠損しています。塔身には多数の銘文が刻まれており、その中に「正平七<?>(1352)二月廿九日云々」と記されています。
もっとくわしく
現存している基礎は2重で、第2重の4面はそれぞれ2区に分かれ格狭間【こうざま】が刻まれています。台座は反花【かえりばな】のみで複弁の8葉です。塔身は、円筒形で多数の銘文が刻まれていますが、終りの方に「正平七<?>(1352)二月廿九日云々」と記されています。笠は照屋根で、露盤の4面は2区に分かれそれぞれ格狭間が刻まれています。相輪はー部欠失しています。総高1.68mで、石材は角閃安山岩です。室町時代の中頃に造立されたようです。
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指定年月日 昭和47年3月21日 -
記号番号 建第70号 -
種別 建造物 -
所有者 個人