県指定 史跡
いしざかいしだたみみち
石坂石畳道
日田市花月
県指定 史跡
いしざかいしだたみみち
石坂石畳道
日田市花月
日田から中津へ向かう道で、交通の難所であった石坂の地に、江戸時代につくられた全長1260mの石畳道です。傾斜【けいしゃ】をゆるやかにするためにたくさんのカーブを作っています。
もっとくわしく
日田から中津へ向かう往還(街道)のうち、伏木峠(石坂峠)の石坂の地は森藩領の市ノ瀬村に属していました。古来から「石、犬牙の如し」と称される交通の難所で、嘉永3年(1850)日田郡隈町の掛屋京屋(山田)作兵衛が森藩に願い出て、自らの出資で全長1260m、幅2.2〜2.8mで16か所に及ぶ曲折をつけた石畳道を築造しました。石組は周防国(山口県)の石工が行いました。石畳道の途中には広瀬淡窓の撰文で森昌朋の書になる「石坂修治之碑」が建立されています。
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指定年月日 昭和62年3月27日