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指定区分していくぶん

県指定/有形文化財/建造物

時代じだい

室町時代

エリア

豊後大野市

県指定 有形文化財

せきどう(いけだせきどう)

石幢(池田石幢)

豊後大野市朝地町池田 

県指定 有形文化財

せきどう(いけだせきどう)

石幢(池田石幢)

豊後大野市朝地町池田 

豊後大野市大野町との境の山中にある墓地に立っている石幢です。一部破損していますが、龕【がん】部の銘文から、一万田氏にゆかりのある塔であることがわかります。

龕(がん)

くぼんだ場所を指します。仏像を納めている場合、仏龕【ぶつがん】とよびます。

用語解説

  • 龕【がん】

    龕(がん)

    くぼんだ場所を指します。仏像を納めている場合、仏龕【ぶつがん】とよびます。

もっとくわしく

豊後大野市朝地町と大野町との境にある重制石幢(基礎、笠、中台、塔身(龕部)、笠、請花、宝珠という6つの部材で構成される石幢)。
高さは222cmで笠、中台が破損していますが、塔身(龕部)の銘文から一万田氏ゆかりの石塔であることがわかります。正面に一万田直能【いちまんだなおよし】のことが書かれており、裏面に応永17年(1410)の年号と願主比丘為入【びくしい】の名が刻まれています。そのほかの面には、地蔵像と義慶・道賀・元量・昌繁・慶密の名があります。直能の子のうち、出家した為入が願主となり、他の子供たちも協力して造立した供養塔であることがわかります。

  • 指定年月日していねんがっぴ
    昭和40年3月9日
  • 記号番号きごうばんごう
    建第37号
  • 種別しゅべつ
    建造物
  • 所有者しょゆうしゃ
    個人