永松氏宅南側の古い墓地にある、高さ1.65ｍの重制石幢（基礎・竿・中台・龕部・笠・宝珠からなる）です。宝珠以外は平面が6角形で、中台下部に蓮弁を彫り、龕部には蓮台上に立つ六地蔵をを彫ります。笠軒口は?【たるき】状に彫り、内ぐりがあります。竿に「帰真心性神霊位　文明十八年丙午十月十日」という銘文が刻まれています。「帰真」は禅宗の位牌【いはい】の頭書などに記される言葉で、死を意味します。文明18年（1486年）が造立年か没年か不明ですが、追善供養のために造立された石幢のようです。

• 指定年月日していねんがっぴ

  昭和47年3月21日

• 記号番号きごうばんごう

  建第57号

• 種別しゅべつ

  建造物

• 所有者しょゆうしゃ

  個人