文化財ぶんかざい検索けんさく

指定区分していくぶん

県指定/有形文化財/建造物

時代じだい

貞和4年(1348年)・室町時代

エリア

杵築市

県指定 有形文化財

せきぞうさんじゅうのとう

石造三重塔

杵築市山香町大字内河野

県指定 有形文化財

せきぞうさんじゅうのとう

石造三重塔

杵築市山香町大字内河野

 木造の建物をモデルにした石塔です。高さは3.75mで、一番下の層には仏様も表す文字が刻まれています。
 第2重(上から2段目)の南面に刻まれた文章から、室町時代に逆修のために建てられたことがわかります。

もっとくわしく

 高さが3.75mある石造の三重塔です。第2重南面の銘文から、南北朝時代の貞和【じょうわ】4年(1348年)につくられたことがわかります。また銘文には、「願主覚仏逆修」とあることから、逆修の目的で建てられたようです。
 三重のうち最下層にあたる初重【しょじゅう】の各面には、金剛界四仏(東:阿?【あしゅく】、南:宝生【ほうしょう】、西:阿弥陀【あみだ】、北:不空成就【ふくうじょうじゅ】)の種子が刻まれています。このほかにも、各所に蓮華や格狭間【こうざま】などの紋様が彫られています。

  • 指定年月日していねんがっぴ
    1957/3/26
  • 記号番号きごうばんごう
    建5号
  • 種別しゅべつ
    建造物
  • 所有者しょゆうしゃ
    地区