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指定区分していくぶん

県指定/有形文化財/建造物

時代じだい

室町時代・貞和3年(1347)、延文5年(1360)頃

エリア

豊後大野市

県指定 有形文化財

せきぞうごりんとう(ならぎのごりんとう)

石造五輪塔(楢木野五輪塔)

豊後大野市千歳町新殿

県指定 有形文化財

せきぞうごりんとう(ならぎのごりんとう)

石造五輪塔(楢木野五輪塔)

豊後大野市千歳町新殿

五輪塔は、5つのパーツにわかれる塔です。下のパーツから、地輪【ちりん】・水輪【すいりん】・火輪【かりん】・風輪【ふうりん】・空輪【くうりん】といいます。大乗寺境内に並んだ2基の五輪塔のうち、向かって左側は、銘文【めいぶん】から貞和3年(1347)、右側は延文5年(1360)頃につくられたものです。

銘文(めいぶん)

石塔や仏像の内部、工芸品などに記された、年号や制作者の名前、その文化財をつくる理由や願いを記した文章(願文【がんもん】)などをいいます。

用語解説

  • 銘文【めいぶん】

    銘文(めいぶん)

    石塔や仏像の内部、工芸品などに記された、年号や制作者の名前、その文化財をつくる理由や願いを記した文章(願文【がんもん】)などをいいます。

もっとくわしく

向かって左側の五輪塔は、上部がなくなっていますが、高さは1.14mです。地輪【ちりん】に、銘文【めいぶn】があり、弟子たちが師の逆修【ぎゃくしゅう】のために、貞和3年(1347)につくったことがわかります。向かって右側の塔は、完形で高さは1.38mです。地輪に刻まれた銘文は、判読できないところもありますが、延文5年(1360)頃につくられたとみられます。

  • 指定年月日していねんがっぴ
    昭和45年3月31日
  • 記号番号きごうばんごう
    建第47号
  • 種別しゅべつ
    建造物
  • 所有者しょゆうしゃ
    個人