県指定 有形文化財
せきぞうくにさきとう
石造国東塔
国東市安岐町両子1548番地
県指定 有形文化財
せきぞうくにさきとう
石造国東塔
国東市安岐町両子1548番地
国東半島一帯には、独特のデザインの石塔があります。「宝塔」という石塔をもとにしたもので、「国東塔」と呼ばれます。この塔は鎌倉時代に造られたと考えられ、高さは約4. 5mあります。塔身は裾のやや細まった円筒形で、正面に「奉納如法書写一乗妙法蓮花経」と刻まれています。
もっとくわしく
この塔は各部の形態から鎌倉時代の造立と推察され、総高4. 48mの威風堂々たるものと評価されています。
基礎は3重で、第3重の4面はそれぞれ2 区に分け格好のよい格狭間【こうざま】が刻まれ、台座には複弁8葉の反花(反り返った蓮の花)が現わされています(蓮華座)。塔身は裾のやや細まった円筒形で、正面に「奉納如法書写一乗妙法蓮花経」と刻まれています。笠は照屋根【てりやね】で軒反りの形もよいと評価されています。相輪は請花と1輪を残し、上部は欠失していましたが、昭和55年に欠失部分にあわせて復原しました。
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指定年月日 昭和46年3月23日 -
記号番号 建第49号 -
種別 建造物 -
所有者 両子寺