県指定 有形文化財
せきぞうじぞうぼさつりゅうぞうおよびびくにりゅうぞう
石造地蔵菩薩立像及び比丘尼立像
国東市国見町岐部
県指定 有形文化財
せきぞうじぞうぼさつりゅうぞうおよびびくにりゅうぞう
石造地蔵菩薩立像及び比丘尼立像
国東市国見町岐部
国東市岐部に所在する仏像です。両手に仏具を持っているのが地蔵菩薩像、手を合わせているのが比丘尼像です。2つとも背中に銘文がのこっており、室町時代につくられたことが分かります。
もっとくわしく
国東市岐部に所在する2つの石像です。地蔵菩薩像は本体部・光背部、比丘尼像は本体部・光背部・蓮肉部を安山岩系の一石から丸彫りしています。地蔵菩薩像は右手に錫杖を持ち、左手掌には宝珠をのせて正面向きに立っています。比丘尼像は、頭頂より布をかぶり、広袖の法衣を身につけ、胸前で合掌しています。銘文が残る石造作品としては古い例で、大分の石造作品を考えるうえで重要です。
地蔵菩薩立像 総高83㎝ 像高58.6㎝ 光背部に永徳2年(1382)云々の陰刻銘
比丘尼立像 総高84.9㎝ 像高55.2㎝ 光背部に永徳元年(1381)云々の陰刻銘
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指定年月日 平成5年3月23日 -
記号番号 彫第80号 -
種別 彫刻