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指定区分していくぶん

県指定/有形文化財/建造物

時代じだい

暦応3年(1340年)・室町時代

エリア

豊後大野市

県指定 有形文化財

せきぞうほうとう

石造宝塔(平尾社宝塔)

豊後大野市千歳町新殿651

県指定 有形文化財

せきぞうほうとう

石造宝塔(平尾社宝塔)

豊後大野市千歳町新殿651

 豊後大野市千歳町の平尾社にある石の宝塔です。宝塔とは、お経や人骨などを納めた建物のことです。
 塔に刻まれた文から宝塔の中に、お経を2部納めていたことがわかります。この宝塔は相輪【そうりん】を失っていますが、高さは2.03mあります。

もっとくわしく

 この石造宝塔は、平尾社の境内にあります。相輪の上部が大きく欠けていますが、高さは2.03mあります。
塔身の銘文から、室町時代の暦応【りゃくおう】3年(1340年)につくられ、法華経【ほけきょう】を2部奉納していたことが書かれています。
 つまり、末法の世を見据えて仏の教えを後世に伝えるために、石の塔の中にお経を納めていたことがわかります。
また、この周辺にあったとされる平尾山龍興寺【りゅうこうじ】の経典を埋めて、石塔を建てて経塚と称したという言い伝えがあります。

  • 指定年月日していねんがっぴ
    1958/3/25
  • 記号番号きごうばんごう
    建10号
  • 種別しゅべつ
    建造物
  • 所有者しょゆうしゃ
    平尾社