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指定区分していくぶん

県指定/記念物/史跡

時代じだい

鎌倉時代〜室町時代

エリア

佐伯市

県指定 史跡

まがいせきとう(かみおぐらまがいせきとうぐん)

磨崖石塔(上小倉磨崖石塔群)

佐伯市弥生町大字上小倉

県指定 史跡

まがいせきとう(かみおぐらまがいせきとうぐん)

磨崖石塔(上小倉磨崖石塔群)

佐伯市弥生町大字上小倉

 磨崖石塔【まがいせきとう】とは通常の石塔とは違い、崖や岩に彫り込まれた石塔です。刻まれた文章から、鎌倉時代〜室町時代にかけて、百ヶ日の供養か逆修のために彫られたようです。

用語解説

もっとくわしく

 番匠川と井崎川に挟まれた台地の東麓に彫られた磨崖石塔群【まがいせきとうぐん】で、宝塔7基・五輪塔23基からなります。
 宝塔は丸彫りに近い深い彫りで、高さは平均約2mあります。内4基に銘文があり、嘉暦【かりゃく】元年(1362年)、同4年(1329年)、康永【こうえい】4年(1345年)と刻まれています。他の銘文から、百ヶ日の供養か逆修のために建てられたようです。
 宝塔の間には大小の五輪塔が半肉彫り【はんにくぼり】、厚肉彫り【あつにくぼり】で刻まれています。中には1mを超えるものもあります。

半肉彫り(はんにくぼり)

仏像などの彫刻を、突出させやや浮き出るように彫る技法です。

  • 指定年月日していねんがっぴ
    1953/4/20