県指定 有形文化財
それいびょうほうとう
祖霊廟宝塔
由布市庄内町西長宝842 蓮城寺
県指定 有形文化財
それいびょうほうとう
祖霊廟宝塔
由布市庄内町西長宝842 蓮城寺
蓮乗寺の境内に並んだ2基の宝塔です。元々大字五ヶ瀬の安養寺跡にあったものを、今の場所に移築しました。年号等は書かれていませんが、向かって右の塔の銘文に書かれた名前と、塔の形から、応安(1368年〜1375年)に造立されたようです。
もっとくわしく
蓮乗寺境内に並立する2基の宝塔です。もとは、大字五ケ瀬の安養寺跡にあった塔を現在地に移築しました。向かって右側の基礎裏面に銘文があり、7名の人名が確認できますが、年号等はありません。人名に「交蘭」あるいは「友蘭」・「文蘭」とも読める人物がいいます。彼が、柿原の応安元年(1368)銘笠塔婆【かさとうば】にある「友蘭」と同一人物であれば、塔の形式からみて室町時代初期であることは確かなので、この宝塔の造立は応安前後と推定できます。他の1基は完型で、総高235㎝です。
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指定年月日 昭和50年3月28日 -
記号番号 建第111号 -
種別 建造物 -
所有者 蓮城寺