国指定 重要文化財
かみおけじゅうたく
神尾家住宅
中津市山国町大字守実120番地
国指定 重要文化財
かみおけじゅうたく
神尾家住宅
中津市山国町大字守実120番地
江戸時代の終わりごろに建築された住宅で、建築年代がはっきりしている民家としては九州最古の木造住宅です。山国川上流域に多く見られた屋根の面と面とが交わる棟が折れ曲がった形と深くおろした茅葺【かやぶき】屋根が特色です。
もっとくわしく
神尾家は、山国川上流盆地の集落で組頭【くみがしら】という村役人を勤めた家です。茅葺【かやぶ】きの住宅で、昭和54年の修理の際、江戸時代の明和8年(1771)に建てられたことがわかりました。住宅はほぼ西に面して、中央の広間の背後に「なんど」と居間があり、北側には座敷と仏間があります。この住宅は大型農家で、座敷と土間がずれた平面になり、また土間から馬を飼うための「うまや」が突き出ているため、茅葺き屋根の平面は折れ曲がった複雑な形になっています。
-
指定年月日 昭和50年6月23日 -
記号番号 建第1973号 -
種別 建造物 -
所有者 個人