国指定 重要文化財
じんかくじほんどう
神角寺本堂
豊後大野市朝地町鳥田1355 神角寺
国指定 重要文化財
じんかくじほんどう
神角寺本堂
豊後大野市朝地町鳥田1355 神角寺
神角寺の現在の本堂は、今からおよそ650年前に建てられたものが、度重なる修理を経て残されている建築物です。建物の一部の形状には鎌倉時代に禅宗とともに宋から伝えられた寺院建築様式の一つである禅宗様を残すといわれています。
もっとくわしく
神角寺は、豊後大野市朝地町東北の標高750mほどの高地に立地しています。欽明天皇(6世紀)の頃に建立され、平安時代の醍醐天皇の頃に、聖宝(832〜909)が真言宗としたと伝えられています。本堂は、応安2年(1369)建立のときの材が修理されながら残っています。日本古来の歴史的な手法である檜【ひのき】の樹皮を用いて施工する檜皮葺【ひわだぶき】で屋根を葺いています。当初の姿は不明な点もありますが建築部材や堂内の建築様式には鎌倉時代に禅宗とともに宋から伝えられた寺院建築様式の一つである禅宗様が用いられています。
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指定年月日 昭和25年8月29日 -
記号番号 建第435号 -
種別 建造物 -
所有者 神角寺