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指定区分していくぶん

国指定等/記念物/史跡

時代じだい

古墳時代

エリア

日田市

国指定 史跡

あなかんのんこふん

穴観音古墳

日田市大字内河野

国指定 史跡

あなかんのんこふん

穴観音古墳

日田市大字内河野

 古墳時代後期につくられたお墓です。死んだ人が入る石室には、鳥・人、船、紋様が赤と緑の塗料で描かれています。
 石室の石を塗料で装飾した古墳を装飾古墳と呼びますが、穴観音古墳は筑後川沿いの装飾古墳でも、代表的な古墳です。

用語解説

  • 顔料【がんりょう】

    顔料(がんりょう)

    着色に用いる粉末です。縄文時代・弥生時代の土器や古墳時代の石室や石仏などの装飾に用いられています。酸化鉄を利用したベンガラや、辰砂という鉱物を砕いた朱などがあります。

もっとくわしく

 筑後川流域の装飾古墳を代表する古墳の一つです。穴観音古墳は、古墳時代後期につくられた円墳で、日田盆地西南部の台地上に位置します。
 古墳の径は約10mほどで、主体部は複室構造【ふくしつこうぞう】の横穴式石室【よこあなしきせきしつ】です。
 遺体を安置した玄室【げんしつ】は奥行3m、幅2.3mで、玄室【げんしつ】の奥壁【おくへき】には円文、鳥、人物らしきものが描かれ、さらに玄室の前の部屋の壁にも同心円文【どうしんえんもん】、人物、舟などが描かれています。
 彩色には赤と緑の顔料【がんりょう】が使われており、技法的にも独自の特色が確認できます。

顔料(がんりょう)

着色に用いる粉末です。縄文時代・弥生時代の土器や古墳時代の石室や石仏などの装飾に用いられています。酸化鉄を利用したベンガラや、辰砂という鉱物を砕いた朱などがあります。

  • 指定年月日していねんがっぴ
    1933/2/28
  • 管理団体かんりだんたい
    日田市