国指定 天然記念物
たけたのあそかさいりゅうたいせきぶつ
竹田の阿蘇火砕流堆積物
竹田市大字飛田川・挾田・竹田
国指定 天然記念物
たけたのあそかさいりゅうたいせきぶつ
竹田の阿蘇火砕流堆積物
竹田市大字飛田川・挾田・竹田
阿蘇火山は、約30万年前から、約9万年前の間に高熱の岩石や破片が斜面を流れ下る現象である火砕流【かいさりゅう】を主とする4回の大噴火を起こしました。竹田市では、火山活動の大きさを物語る火砕流堆積物【かさいりゅうたいせきぶつ】全てが観察できます。
もっとくわしく
現在も活動を続ける阿蘇火山は、約30万年前の阿蘇1火砕流【かさいりゅう】に始まり、約9万年前の阿蘇4火砕流までの間に、高熱の火山灰、軽石や岩石やその破片が斜面を流れ下る現象である火砕流を主とする4回の大噴火がありました。これらの活動によってできた大きなくぼ地が現在の阿蘇火山を象徴する大カルデラです。竹田市では、火山国日本を代表する阿蘇火山の阿蘇1〜阿蘇4の全ての火砕流堆積物が観察できます。また、降り積もった火山灰や軽石が急激に堆積し、かたまった岩石は、溶結凝灰岩【ようけつぎょうかいがん】と呼ばれています。溶結凝灰岩は、石材として利用され、城の石垣や石橋、磨崖仏【まがいぶつ】など九州の歴史と暮らしを語る上でも欠かせないものです。
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指定年月日 平成23年9月21日 -
管理団体 竹田市