県指定 有形文化財
かさとうば
笠塔婆
由布市庄内町柿原
県指定 有形文化財
かさとうば
笠塔婆
由布市庄内町柿原
塔婆【とうば】とは供養のために建てられる石の塔のことです。この角塔婆は高さが約2mありますが、もともとあったと思われる笠と宝珠【ほうじゅ】はありません。正面に彫られた年号から、室町時代につくられたことがわかります。
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種子【しゅじ】
種子(しゅじ)
仏を梵字1文字で表現したものです。
もっとくわしく
上部に枘【ほぞ】があるので、もともと笠があったと思われますが、現在笠と宝珠は確認できません。総高は2.10mで碑身に銘文があります。風化が激しく判読しにくい箇所もあります。正面の上部に不動明王の種子【しゅじ】を彫り、その下に応安元年( 1368)の年号と、この笠塔婆を造った一結衆【けっしゅ】の名前を刻んでいます。
種子(しゅじ)
仏を梵字1文字で表現したものです。
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指定年月日 昭和46年3月23日 -
記号番号 建第50号 -
種別 建造物 -
所有者 個人