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指定区分していくぶん

県指定/有形文化財/美術工芸品(絵画)

時代じだい

寛文元年(1661)・江戸時代

エリア

大分市

県指定 有形文化財

しほんちゃくしょくいんげん・もくあん・そくひさんぷくついぞう

紙本著色隠元・木庵・即非三幅対像

大分市田室町9-16 長福寺

県指定 有形文化財

しほんちゃくしょくいんげん・もくあん・そくひさんぷくついぞう

紙本著色隠元・木庵・即非三幅対像

大分市田室町9-16 長福寺

隠元(1592〜1673)は、中国のお坊さんです。インゲンマメは、隠元が日本に伝えたから、この名前がついたといいます。木庵【もくあん】1611〜84)と即非【そくひ】(1616〜71)も中国のお坊さん。隠元は、黄檗宗【おうばくしゅう】の祖となり、木庵と即非を日本へ招きました。写真は、隠元・木庵・即非の順です。

用語解説

  • 賛【さん】

    賛(さん)

    肖像画、描かれた人のことをたたえたり、その人のキャラクターなどを伝える文です。自分で書くこともありますが、たいていは他の人が書きます。

もっとくわしく

隠元と木庵と即非の3人の中国のお坊さんを描いた絵です。姿はよく似ていますが、隠元が右手にフワッとした払子【ほっす】をもち、杖を脇にはさんでいます。残りの2人は右手に杖、左手に払子をもっています。
各々の絵は、3人の姿の上に賛【さん】(文章)が書かれています。これは、いずれも本人が書いたものです。
また、この絵の作者は、絵にある印鑑から、承応3年(1654)、隠元に随って中国から来た画家に学んだ、喜多長兵衛【きたちょうべえ】であることがわかります。これらの絵は、長兵衛の作品の中で、制作年がわかる数少ない作品です。
大きさは、隠元像が縦116.7㎝、横44.1㎝。木庵像が縦116.8㎝、横44.3㎝。即非像が縦116.8㎝、横44.3㎝です。

賛(さん)

肖像画、描かれた人のことをたたえたり、その人のキャラクターなどを伝える文です。自分で書くこともありますが、たいていは他の人が書きます。

  • 指定年月日していねんがっぴ
    平成30年2月6日
  • 記号番号きごうばんごう
    絵第26号
  • 種別しゅべつ
    絵画
  • 所有者しょゆうしゃ
    長福寺