県指定 有形文化財
けんぽんちゃくしょくぶつねはんず
絹本著色仏涅槃図
宇佐市南宇佐2077 大楽寺
県指定 有形文化財
けんぽんちゃくしょくぶつねはんず
絹本著色仏涅槃図
宇佐市南宇佐2077 大楽寺
釈迦が亡くなる時を描いた絵です。
古代インドの暦【こよみ】で2月15日の夜、釈迦は、頭を北に向け右脇を下にして、亡くなりました。釈迦の死を涅槃【ねはん】といいます。この涅槃図では、釈迦は赤い衣をきていますが、これは中国の影響をうけたデザインです。
もっとくわしく
大きさは、縦202.0cm、横186.5cmです。
画面中央に釈迦。周りには弟子や仏、動物たちが泣いています。画面の向かって左上には、釈迦の死を聞いて、天国から降りてくる、お母さんの摩耶夫人【まやぶにん】がいます。また、画面奥の大きな木(沙羅双樹【さらそうじゅ】)も、釈迦の死をなげいて、2本は枯れてしまい、葉の色が変わっています。大楽寺の涅槃図は、江戸時代に宇佐市・中津市一帯で、盛んに模写【もしゃ】されました。まるで、この絵自体が信仰の対象のようで、いまもいくつもの寺院に伝わっています。
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指定年月日 1969/3/22 -
記号番号 絵第4号 -
種別 絵画 -
所有者 大楽寺