国指定 重要文化財
けんぽんちゃくしょくほうぎゅうこうりんぞう
絹本著色放牛光林像
宇佐市大字高森字京塚 大分県立歴史博物館
国指定 重要文化財
けんぽんちゃくしょくほうぎゅうこうりんぞう
絹本著色放牛光林像
宇佐市大字高森字京塚 大分県立歴史博物館
この絵は、放牛光林というお坊さんを描いたものです。放牛光林は元(いまの中国)で修行し、日本に戻ってからは京都の建仁寺【けんにんじ】などの住職をしていました。放牛光林が開いたといわれている龍祥寺【りゅうしょうじ】に伝わっていたものです。
もっとくわしく
放牛光林(1289〜1373)は、文保2年(1318)に中国元に渡り、帰国後は建仁寺など京都の寺院で住職をつとめた禅宗の僧侶です。袈裟を付け、放牛光林の上半身が描かれています。半身を描く構図や衣服のしわを描く線に特徴があります。
放牛光林の没後間もなく描かれたものとされ、放牛光林の個性的な風貌が表されています。画面上部には、放牛光林とともに元に渡った僧侶石室善玖の賛が書かれています。
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指定年月日 1990/6/29 -
記号番号 絵第1901号 -
種別 絵画 -
所有者 龍祥寺