県指定 有形民俗文化財
おりべどうろう
織部灯籠
中津市991番地 円龍寺
県指定 有形民俗文化財
おりべどうろう
織部灯籠
中津市991番地 円龍寺
花こう岩でできた灯籠【とうろう】です。この形の灯籠を戦国時代〜江戸時代の武将や茶人である古田重然【ふるたしげのり】(通称:古田織部【ふるたおりべ】)が考えたとされることから、織部灯籠と呼ばれています。
もっとくわしく
戦国時代〜江戸時代初期の武将である古田重然【ふるたしげなり】の創案と伝えられるところから、織部灯籠と呼ばれています。古田重然は、千利休【せんのりきゅう】の高弟で、諸大名に茶道を伝授した人物です。古田織部【ふるたおりべ】の通称で知られています。
灯籠には、台石あるいは基礎がなく、竿石【さおいし】の下部を直接地中に埋めて立てています。この灯籠は、竿石に合掌する尊像【そんぞう】を浮き彫りにして、中台下端に蓮弁【れんべん】を彫るという特色を持っています。花崗岩【かこうがん】で作られ、総高は155.0cmです。竿石が十字の形になっている点やローマ字を組み合わせたような彫刻があることなどから、キリシタンにまつわるものとする説もあります。
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指定年月日 昭和34年3月20日 -
所有者 円龍寺