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指定区分していくぶん

県指定/建造物

時代じだい

室町時代・天文17年(1548)

エリア

臼杵市

県指定 有形文化財

りんせんあんせきどう

臨川庵石幢

臼杵市野津町大字西畑

県指定 有形文化財

りんせんあんせきどう

臨川庵石幢

臼杵市野津町大字西畑

神社などにある石灯籠のようですが、屋根の下に、仏さまを刻んだ部分があり、これが石幢の特徴です。また、屋根は四角形や六角形、円形のものがあり、さまざまなデザインの石幢があります。この石幢は高さが3m以上もある大きな塔で、笠は直径が1.3mあります。内部に残る文字から室町時代に造られたことが分かります。

もっとくわしく

この石幢は普現寺の末庵であったと伝えられる臨川庵の境内にあります。そこには多数の墓碑、供養塔などがありその中に立っています。総高は3.21mと大きく堂々とした塔で、宝珠の上部を欠く以外は完備しています。龕部【がんぶ】は八角形をしていて、六地蔵と十王2躰を彫っています。内部に「天文十七白戊申 八月吉祥日 甲/辰 農敬白〈墨書銘〉桂久昌公善信女」という刻銘・墨書銘があることから、天文17年(1548)に造られたことが分かります。

  • 指定年月日していねんがっぴ
    昭和51年3月30日
  • 記号番号きごうばんごう
    建第112号
  • 種別しゅべつ
    建造物
  • 所有者しょゆうしゃ
    地区