県指定 史跡
うすづかこふん
臼塚古墳
臼杵市稲田
県指定 史跡
うすづかこふん
臼塚古墳
臼杵市稲田
この古墳は5世紀中頃につくられたとみられる、全長87mの前方後円墳です。後円部の一部が、社殿が建てられるときに削られてますが、比較的よく形が残っています。また東九州では珍しい短甲【たんこう】を着た姿の埴輪【はにわ】が出土しています。
もっとくわしく
臼塚古墳は、熊崎川中流域西岸の三重野台地南端部に築造された前方後円墳で、全長87m、後円部径45m、前方部幅約45mです。後円部の一部が社殿建立の際に削られていますが、比較的よく墳形をとどめています。主体部は、2基 の舟形石棺があります。副葬品として、舶載の位至三公鏡・獣帯鏡各1面と鉄剣・鉄刀・鉄矛・短甲・貝輪などが発見されています。外部施設として2基の石甲があり、東九州地方では珍しい短甲形埴輪も出土しています。古墳の年代は、5世紀中頃と考えられています。
-
指定年月日 昭和23年9月10日 -
記号番号 第3号 -
種別 史跡