文化財ぶんかざい検索けんさく

指定区分していくぶん

国指定等/有形文化財/美術工芸品(彫刻)

時代じだい

平安〜鎌倉時代

エリア

臼杵市

国指定 国宝

うすきまがいぶつ(うすきせきぶつ)

臼杵磨崖仏(臼杵石仏)

臼杵市大字深田・大字中尾 

国指定 国宝

うすきまがいぶつ(うすきせきぶつ)

臼杵磨崖仏(臼杵石仏)

臼杵市大字深田・大字中尾 

大分県にある国宝4つのうちのひとつ。
阿蘇山の火砕流が生み出した丘陵に刻まれた仏で、「大地の歴史とヒトのいとなみ」が生み出した結晶といえます。

用語解説

  • 龕【がん】

    龕(がん)

    くぼんだ場所を指します。仏像を納めている場合、仏龕【ぶつがん】とよびます。

もっとくわしく

大分県には、500をこえる磨崖仏があります。磨崖仏は、崖面に彫られた仏像をいい、臼杵磨崖仏は、そうした大分県の磨崖仏の代表です。
臼杵磨崖仏は、およそ9万年前に噴出した阿蘇山の火砕流【かさいりゅう】によって形づくられた丘陵斜面に彫られています。大きく分けて、古園、山王山、ホキ第一群、ホキ第二群の4つの群(グループ)があります。全体で59躯の仏像が彫られ、そのほとんどが木の仏像のように、立体的に彫られています。平安時代後期に大半がつくられ、鎌倉時代に一部がつくられたと考えられています。
なお、4つの群には、崖面をさらに掘りくぼめたところがあります。こうした部分を龕【がん】とよびます。

龕(がん)

くぼんだ場所を指します。仏像を納めている場合、仏龕【ぶつがん】とよびます。

  • 指定年月日していねんがっぴ
    平成7年6月15日、平成29年9月15日追加指定
  • 記号番号きごうばんごう
    彫第121号
  • 種別しゅべつ
    彫刻
  • 所有者しょゆうしゃ
    臼杵市
  • つけたり
    愛染明王坐像(ホキ石仏第一群第一、二龕間)、大日如来及諸尊像(同第三龕)、地藏菩薩及び十王像(同第四龕)、不動明王・毘沙門天像(ホキ石仏第二群第一龕左側)、菩薩形立像(同第一龕右側)、阿弥陀如来及諸尊像(同第二龕)