県指定 有形文化財
かげつえんくにさきとう
花月園国東塔
杵築市大田沓掛
県指定 有形文化財
かげつえんくにさきとう
花月園国東塔
杵築市大田沓掛
国東半島一帯には、独特のデザインの石塔があります。「宝塔」という石塔をもとにしたもので、「国東塔」と呼ばれます。花月園国東塔の高さは約2.5mで、石材には角閃安山岩が使われています。銘はありませんが、南北朝時代末か室町時代初期につくられたと考えられます。
もっとくわしく
総高は2.61mで、石材は角閃安山岩で造られています。入念に彫成されていて優雅です。無銘ですが南北朝末か室町初期の造立と推定されます。基礎は2重、第2重の四面をそれぞれ 3区に分かち、連子を刻みます。台座は反花と蓮花座からなり、塔身は棗形に近く、首部には塔身内部に通じる小孔が空けられています。笠は照屋根で軒ロは厚く、相輪は1石で露盤の四面は連子を刻みます。請花は複弁8 葉の反花と単弁13葉の蓮花座からなり、宝珠は四方を火焔で取り囲んでいます。
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指定年月日 昭和49年3月19日 -
記号番号 建第82号 -
種別 建造物 -
所有者 個人