国指定 重要有形民俗文化財
かまえのぎょろうようぐ
蒲江の漁撈用具
佐伯市蒲江大字竹野浦河内 佐伯市蒲江海の資料館
国指定 重要有形民俗文化財
かまえのぎょろうようぐ
蒲江の漁撈用具
佐伯市蒲江大字竹野浦河内 佐伯市蒲江海の資料館
旧蒲江町(佐伯市蒲江)では、地引網【じびきあみ】や磯浜【いそはま】でのテングサ採りなどが行われました。それらに用いられた伝統的な船や網などの漁業用具のほかに、着物、信仰に使われた道具などがあります。
もっとくわしく
旧蒲江町(佐伯市蒲江)は豊後水道【ぶんごすいどう】の入口にあり、日向灘【ひゅうがなだ】に臨む大分県最南端の町で、海岸線は複雑なリアス海岸になっています。日向灘一帯は、イワシ・カツオ・ブリ・マグロ等が回遊する恵まれた漁場で、蒲江では、引網を用いたイワシ漁、イカやタイ等の釣漁、磯浜でのテングサ採り等が行われていました。昭和40年代に最も盛んになった巾着網を用いた時代には、塩干物などの製品の加工も行われるようになります。
「蒲江の漁撈用具」は、旧蒲江町内の伝統的なの漁撈用具を調査・収集したもので、船や網漁具、信仰儀礼用具など9項目に分類された1987点が指定され、大分県南部における漁撈習俗を知ることができます。
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指定年月日 1994/12/13 -
所有者 佐伯市