ぞうこつき
蔵骨器
佐伯市大手町1丁目2番25号 佐伯市歴史資料館
ぞうこつき
蔵骨器
佐伯市大手町1丁目2番25号 佐伯市歴史資料館
古市石造十三重塔(県指定有形文化財)の周辺から鎌倉時代の蔵骨器【ぞうこつき】が11基見つかっています。そのうち2基が県指定の文化財です。一つは塔の真下にあった四耳壺【しじこ】で、もう一つは古瀬戸【こせと】(現愛知県産)の胴長壺です。
蔵骨器(ぞうこつき)
遺骨や火葬された遺灰を納めるための容器です。
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釉薬【ゆうやく】
釉薬(ゆうやく)
陶磁器【とうじき】の表面を覆うガラス質の膜のことで「うわぐすり」とも呼びます。窯に入れる前に、藁の灰や鉱物などを調合した薬をかけることで、焼き上がった時に様々な色彩をもったガラス質の膜が陶磁器の表面にできます。釉薬をかけることで彩りが豊かになり、耐水性が上がることで液体がしみ出さないようになります。
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蔵骨器【ぞうこつき】
蔵骨器(ぞうこつき)
遺骨や火葬された遺灰を納めるための容器です。
もっとくわしく
県指定有形文化財「古市石造十三重塔」の真下と周辺から、鎌倉時代の蔵骨器【ぞうこつき】が11基見つかっています。そのうち2基が県指定文化財です。
塔直下にあった四耳壺【しじこ】は、円形の素文鏡【そもんきょう】で蓋がされているため、人の骨ではなくお経を収納していた可能性があります。
もう一つは古瀬戸【こせと】(現愛知県産)の胴長壺で、口縁部が欠損しています。大きく張り出した肩に、直径の小さな頸部【けいぶ】が確認できます。
また、全面に黄緑色の釉薬【ゆうやく】が垂れており、濃淡の色調を出しています。
釉薬(ゆうやく)
陶磁器【とうじき】の表面を覆うガラス質の膜のことで「うわぐすり」とも呼びます。窯に入れる前に、藁の灰や鉱物などを調合した薬をかけることで、焼き上がった時に様々な色彩をもったガラス質の膜が陶磁器の表面にできます。釉薬をかけることで彩りが豊かになり、耐水性が上がることで液体がしみ出さないようになります。
蔵骨器(ぞうこつき)
遺骨や火葬された遺灰を納めるための容器です。
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指定年月日 1958/3/25 -
記号番号 考3号 -
所有者 地区