国指定 重要文化財
こもじんじゃしんもん
薦神社神門
中津市大字大貞209 薦神社
国指定 重要文化財
こもじんじゃしんもん
薦神社神門
中津市大字大貞209 薦神社
江戸時代はじめ細川忠興によって建立された高さ約12メートルの神門です。下の段である初重の屋根の下に裳階【もこし】と呼ばれるひさし状の飾り屋根が付いた珍しい構造の九州地方を代表する建築物です。
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薦神社は、別名大貞八幡宮【おおさだはちまんぐう】とよばれ、平安時代の承和年間(834〜848)に創建されたと伝えられています。三角池【みすみいけ】をご神体とし、池を内宮、社殿を外宮と称しています。宇佐神宮との関係は深く、宇佐行幸会【ぎょうこうえ】の際に神輿に納める霊代【みたましろ】の枕はこの池に茂る植物のマコモから作るのが習わしでした。神門は、細川忠興によって元和8年(1622)に建てられた三間一戸の二重門で、初重の屋根の下に裳階【もこし】と呼ばれるひさし状の飾り屋根が付いています。平面の大きさに比べて高さがあります。細部の彫り物などもすぐれており、江戸時代初期の門では九州を代表するものです。
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指定年月日 昭和63年12月19日 -
記号番号 建第2209号 -
種別 建造物 -
所有者 薦神社