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指定区分していくぶん

国指定等/有形文化財/建造物

時代じだい

江戸時代

エリア

臼杵市、豊後大野市

国指定 重要文化財

こうかんきょう

虹澗橋

臼杵市野津町大字西畑、豊後大野市三重町菅生

国指定 重要文化財

こうかんきょう

虹澗橋

臼杵市野津町大字西畑、豊後大野市三重町菅生

江戸時代の終わりに造られたた石橋です。「虹澗橋」の「虹(こう)」はにじ、「澗(かん)」は谷川を現します。「虹澗橋」は「谷を渡る虹のような橋」という意味を持ちます。完成当時は石造アーチ橋として国内最大の規模を誇りました。

もっとくわしく

「虹澗橋」(こうかんきょう)」は「谷を渡る虹のような橋」という意味です。豊後大野市三重町と臼杵市野津町の境を流れる三重川柳井瀬にかかる橋のため「柳井瀬橋」とも呼ばれます。石造のアーチ橋で、臼杵藩であった三重の町と臼杵城下を結ぶ街道の難所を克服するため、地元の豪商3人が資金を出し合って建造し、文政7年(1824)におよそ3年半の歳月をかけて完成しました。橋の長さは31.0m、幅は6.1mで、アーチ部はほぼ半円形となります。渓谷の岩盤を基礎に用いて、周辺で採取される阿蘇溶結凝灰岩【あそようけつぎょうかいがん】を石材に使っています。完成時の虹澗橋は、石橋として日本一の大きさを誇っており、19世紀中期以降、大分・熊本両県を中心につくられた大規模な石造アーチ橋の原点に位置づけられています。

  • 指定年月日していねんがっぴ
    平成11年12月1日
  • 記号番号きごうばんごう
    建第2376号
  • 種別しゅべつ
    その他
  • 所有者しょゆうしゃ
    臼杵市・豊後大野市
  • つけたり
    石碑