国指定 重要文化財
ぶぜんのくにうさぐうえず
豊前国宇佐宮絵図
宇佐市南宇佐2859 宇佐神宮
国指定 重要文化財
ぶぜんのくにうさぐうえず
豊前国宇佐宮絵図
宇佐市南宇佐2859 宇佐神宮
宇佐神宮境内全体を描いた、いまに残る最も古い絵図です。
画面には、境内にあった弥勒寺【みろくじ】も描かれ、神仏習合【しんぶつしゅうごう】の様子を知るビジュアルデータです。
神仏習合(しんぶつしゅうごう)
仏は日本の神が姿を変えた存在とする考え。「習」という漢字には、「かさなる・かさねる」の意味があります。
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神仏習合【しんぶつしゅうごう】
神仏習合(しんぶつしゅうごう)
仏は日本の神が姿を変えた存在とする考え。「習」という漢字には、「かさなる・かさねる」の意味があります。
もっとくわしく
縦135.0㎝、横139.0㎝。紙に描かれた絵図です。
宇佐神宮は、たびたび火災にあいました。室町時代の応永年間(1394〜1428)、当時豊前国を治めていた大内氏は宇佐神宮の境内や建物を整備しました。
この絵図には、宇佐神宮境内にあった弥勒寺の他、画面左上には、八幡神【はちまんしん】が最初に鎮座したという御許山【おもとさん】、画面左下には放生会【ほうじょうえ】が行われる、宇佐市の浮殿【うきでん】、右下には行幸会【ぎょうこうえ】のスタート地点である中津市の薦社【こもしゃ】が描かれ、「宇佐八幡の世界」が示されています。絵図には、たくさんの建物が描かれていますが、これらすべての建物が建ち並んでいたわけではなく、過去にあった建物も描き、「理想」の境内を絵にしたと考えられます。
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指定年月日 2013/6/19 -
記号番号 古第698号 -
種別 書跡・典籍および古文書 -
所有者 宇佐神宮