県指定 史跡
しげおかきりしたんぼ
重岡キリシタン墓
佐伯市宇目大字重岡
県指定 史跡
しげおかきりしたんぼ
重岡キリシタン墓
佐伯市宇目大字重岡
凝灰岩【ぎょうかいがん】質の石材で作られた墓で、日輪十字章が彫られています。墓石には、「るいさ」という女性の洗礼名と「元和五年」(1619)に亡くなったことが記されています。
もっとくわしく
凝灰岩【ぎょうかいがん】質の石材で作られた平型の伏墓【ふせばか】です。長さ180cm、幅86㎝、高さは中心部で27㎝、両端22㎝で、豊後のキリシタン墓のなかでも大きなものになります。上面後部に直径29㎝の日輪十字章が平彫りされています。その手前には7㎝四方の孔【あな】が穿たれており、十字架を立てたとする説もあります。前面中央には「るいさ」という女性の洗礼名、その左右には「元和五年」(1619)「正月廿二日」という没年月日が線刻されています。被葬者は、岡藩「宇目郷割元役」渡辺氏の妻と推察されています。
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指定年月日 昭和34年3月20日