県指定 天然記念物
のびらのみつがしわじせいち
野平のミツガシワ自生地
玖珠郡玖珠町大字古後
県指定 天然記念物
のびらのみつがしわじせいち
野平のミツガシワ自生地
玖珠郡玖珠町大字古後
野平のミツガシワ自生地は、周辺の湿地植物とともに西日本の潜在する湿地植物社会のモデルとなる貴重な自生地です。
もっとくわしく
ミツガシワ科ミツガシワ属
野平のミツガシワは、標高五百メートルのなだらかな丘陵【きゅうりょう】の上の湿地に多く自生しています。ミツガシワは毎年花を咲かせる多年草で、葉は20〜40cmの長さのクキには白色の小さな花が咲きます。地下のクキは太さ1cm位で、横にはうように成長します。日本の分布域は、北海道・本州・九州で、九州では福岡・佐賀・大分に分布します。県内はこの自生地のほか、九重火山群にも確認されていますが、それぞれの自生地の環境変化のため個体種が減り、絶滅の危険性が高くなっています。平成25年度から日田高校の生徒・教員による化石花粉を基にした植生や気候の調査が行われています。
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指定年月日 昭和48年3月20日