県指定 有形文化財
かなまるほうきょういんとう
金丸宝篋印塔
宇佐市金丸
県指定 有形文化財
かなまるほうきょういんとう
金丸宝篋印塔
宇佐市金丸
宝篋印塔とは、宝篋印塔陀羅尼【ほうきょいんとうだらに】というお経を納めた塔で、中国の塔の影響から全体的に段が多いデザインとなっています。この宝篋印塔はその地名から名前がつけられました。四角い形をした塔身の4つの面には、仏さまをあらわす種子【しゅじ】が彫られています。
種子(しゅじ)
仏を梵字1文字で表現したものです。
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種子【しゅじ】
種子(しゅじ)
仏を梵字1文字で表現したものです。
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金剛界四仏【こんごうかいしぶつ】
金剛界四仏(こんごうかいしぶつ)
金剛界では、大日如来を中心に、東に阿閦【あしゅく】如来、南に宝生【ほうしょう】如来、西に阿弥陀如来、北に不空成就【ふくうじょうじゅ】如来がいるといいます。
もっとくわしく
この宝篋印塔は、総高は約2.1mあり、大字金丸字平の大徳庵跡に立っています。その地名から名前がつけられました。塔身の四面には金剛界四仏【こんごうかいしぶつ】(阿閦【あしゅく】如来、宝生如来、阿弥陀如来、不空成就如来)の種子【しゅじ】が彫られています。また笠の四面には、3字ずつ次の紀年銘が陰刻されています。「旹明應 二癸丑 南呂日 欽建焉」。二癸丑は明応2年(1493)のこと、南呂とは8月のことです。笠に刻銘の例は珍しく、露盤の四面には「卍」が刻まれています。
種子(しゅじ)
仏を梵字1文字で表現したものです。
金剛界四仏(こんごうかいしぶつ)
金剛界では、大日如来を中心に、東に阿閦【あしゅく】如来、南に宝生【ほうしょう】如来、西に阿弥陀如来、北に不空成就【ふくうじょうじゅ】如来がいるといいます。
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指定年月日 昭和53年3月31日 -
記号番号 建第138号 -
種別 建造物 -
所有者 地区