県指定 有形文化財
どうきょうづつ
銅経筒
豊後大野市三重町内田881番地 豊後大野市資料館
県指定 有形文化財
どうきょうづつ
銅経筒
豊後大野市三重町内田881番地 豊後大野市資料館
経筒は、経典を地中に埋めて後世に残すためにつくられた銅製の容器です。古文書の記述や銘文から、平安時代の大治元年(1126)につくられたものと考えられます。
もっとくわしく
平安時代、末法思想の広がりとともに、人々は経典を後世に残して仏教の教えを伝えるために、経典を容器に納めて地中に埋めていました。この「銅経筒」は、経典を納めるためにつくられた銅製の容器で、「□□元歳丙午閏十月」の銘文があります。江戸時代の享和3年(1803)に完成した豊後国の地誌「豊後国志」の大行事八幡社の項には、この経筒について「大治丙午閏十月」の年号があったと伝えており、その記述からこの経筒は、平安時代の大治元年(1126)につくられたものと思われます。
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指定年月日 昭和42年3月31日 -
記号番号 考第7号 -
種別 考古資料 -
所有者 大行事八幡社 -
附 附 天蓋