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指定区分していくぶん

県指定/美術工芸品(彫刻)

時代じだい

鎌倉時代・嘉禎4年(1238)

どうぞうずしいりぼさつぎょうりゅうぞう

銅造厨子入菩薩形立像

宇佐市院内町 個人

どうぞうずしいりぼさつぎょうりゅうぞう

銅造厨子入菩薩形立像

宇佐市院内町 個人

小さな仏像です。銅造で、頭から台座の上半分まで1つの鋳型【いがた】でつくられています。仏像が納められている厨子の後側に嘉禎【かてい】4年(1238)という年号が刻まれています。

用語解説

  • 菩薩【ぼさつ】

    菩薩(ぼさつ)

    仏像の4つのグループのひとつ。如来をめざして修行中の者をいいます。その姿は、人の姿をしています。地蔵菩薩だけは、お坊さんのような姿をしています。

もっとくわしく

この像は、頭から台座の上半分にあたる蓮の花までを1つの鋳型でつくっています。台座の下半分からは別の鋳型でつくっています。菩薩【ぼさつ】の姿をしていますが、くわしくわからないので、菩薩形【ぼさつぎょう】としています。
円筒形の厨子の後側には嘉禎4年(1238)の年号と「僧応賢」の名前が刻まれていて、この時に像も作成されたと考えられています。
台座から像までの全体の高さは12.4㎝、像高【ぞうこう】は9.8㎝、厨子の高さは15.6㎝です。

菩薩(ぼさつ)

仏像の4つのグループのひとつ。如来をめざして修行中の者をいいます。その姿は、人の姿をしています。地蔵菩薩だけは、お坊さんのような姿をしています。

  • 指定年月日していねんがっぴ
    平成4年3月27日
  • 記号番号きごうばんごう
    彫第79号
  • 種別しゅべつ
    彫刻
  • 所有者しょゆうしゃ
    個人